概況夕刊
【 2010-07-30 】
『3日続落。円高(8カ月ぶり水準)が売りを誘った。』
日経平均は159円安の9,537円で引けた。
米景気の先行き不透明感を背景とする、米国株安やドル安(=円高)を嫌気して、寄り付きは売り優勢のスタートとなった。
寄り前発表の国内経済指標(=6月鉱工業生産指数速報)が予想に反して悪い内容だったことも投資家心理の重石となり、その後もズルズルと下値を切り下げる展開となった。
昨日引け後に業績見通しを上方修正したソニーなど、一部の好決算銘柄を除いては売り圧力が強く、9,500円台半ばまで断続的に売りが出た。
アジア株も軒並み軟調推移していたことや、円高進行(1ドル=86円台前半、1ユーロ=112円台半ば)も嫌気され、後場寄りは一段安して始まり、9,505円(本日安値)を付けた。
月末・週末で買い手控えムードの強い中、円高による採算悪化を懸念して、主力の輸出関連をはじめ幅広い銘柄が売られた。
ただ、9,500円水準では目先筋の買戻しや押し目買いも入り、その後は緩やかに下げ幅を縮めていった。
失望の決算を発表した不動産、鉄鋼の一角の下げが目立ったほか、陸運・倉庫・食料品など内需関連や金融関連、輸出関連も売られ、33業種すべてがマイナスで全面安。値下がりは1394銘柄を数えた。
反対に、昨日好決算を発表したソニー、富士通、パナソニックや、ザラ場中に発表した住友化など好決算銘柄が個別に買われたが、値上がりは208銘柄に過ぎない。
引けにかけては、今晩発表の米GDP(実質国内総生産)速報値への思惑から、再び下げ幅を広げて7月の取引を終えた。
出来高は21億1000万株、売買代金は1兆3000億円と、月末要因も重なり、昨日に比べ膨らんだ。
指数の週足は、日経平均・TOPIXともに、先読みの通り3週足がブルーに変り、オールブルーとなったが、再び来週の先読みはピンクと、揉み合い続きで方向感が定まらない。
なお、日足の先読みはブルーで、指数のチャートからの来週の読みは、「揉み合い」となる。
さらに、週足の右欄6色分布図や増田レシオを見ると、「下降の終焉F」が増えて上昇波動銘柄の割合が増加(波動は改善)する一方、「下降のE」も増えてレシオは悪化傾向となっており先行き読み辛い。
















