兜町の当たり屋として名を馳せる 北浜流一郎先生の株式コラム

第 72 回 2009年10月29日目先の目標達成感から売られた米国市場。突っ込み安銘柄を拾っておこう。

目先の目標達成感から売られた米国市場。突っ込み安銘柄を拾っておこう。

 東京市場の様子が少しおかしくなって来ています。29日には日経平均株価が1万円の大台を割り込んでしまいました。今月9日に1万円台を回復したあと、なんとか10200円台をキープしていたのですが、月末近くなってついに耐えられなくなった。こんな感じの動きになってしまいました。
 元々10200円台の突破は非常に困難と見ていたので驚きはありませんが、1万円を割り込まなくても良いだろう。思わずこうつぶやきたい気分です。
 なぜ10200円台の突破が難しいのか。増田足チャートをご覧になっている人は、一目でお分かりになるはずです。8月に入ったとともに日経平均は10200円~10600円、特に10200~10400円で揉み合いを続けています。
 それが頭を押さえているのです。

 しかしいつまでもそれが続くわけではありません。米国市場でNYダウが目先の目標水準だった1万ドルを回復したため、ひとまず目標達成感からの売りに見舞われているものの、間もなくそれが終わります。
 間もなくって、具体的にいつになるのか。こう聞かれても困るのですが、そんなに待たされることはないでしょう。通常、目先の目標達成感から売られた場合、調整は長引かないものだからです。
 米国市場の売りの材料は、新築住宅販売件数の減少。9月のそれは年換算で前月比3.6%減の40万2000戸と6カ月ぶりに減少していました。
 中古住宅の販売もふるわず、住宅販売の回復が遅れているのを市場は懸念しはじめているといえます。
 もちろんこれは好ましいことではありません。しかし私にいわせると、物事は良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、良くなっていくのです。どんどん休みなく良くなることなど滅多にないのであり、この常識に照らし合わせると、米国の住宅販売減速は特に案じるようなことではありません。
 良くなりっぱなし。こうなった場合、その方がかえって気持ちが悪いといえないでしょうか。
 こんな観点からこのところ相次いで発表されている7~9月期、あるいは4~9月期の決算を見ると、興味深い反応が見られます。業績の上方修正銘柄は当然買われて上昇していますが、下方修正ともなると大幅急落しています。
 しかし投資の対象として見た場合、業績が予想に届かなかったり、下方修正された銘柄群が魅力的です。それらは今後次第に改善されると見てよいからです。

 このような観点から注目したいのは、まずは信越化学(4063 東1 100株)です。主力製品であるシリコンウエハや塩化ビニール樹脂の販売不振により業績が下方修正されたとして売られました。しかし4~9月期は確かに減益ですが、7~9月期はシリコンウエハの需要が上向いています。この点に目を向けるなら、株はこの突っ込み局面でのシフトが有利と見ます。

 同じく優良企業ながらキヤノン(7751 東1 100株)も売り込まれました。しかしデジタルカメラやプリンターなど、個人向け製品の需要が上向きはじめています。株価はこれまた急落中。いま拾っておきたいものです。

 最後に楽天(4755 JQ 1株)を。野村監督が球団に残るとのこと。これは歓迎できること。年末にかけて楽天を利用してショッピングをする人も増えると見てよく、株はゆるやかな上昇が見込めます。



取得特許
・特許 第3356753号(バリューサイン)
・特許 第3521194号(増田影足)
・特許 第3981387号(増田レシオ)
・特許 第4331229号(四次元)
・特許 第4361038号
 (キュービック&6色パターン検索)
・米国 USP7401038(増田影足)
・米国 USP7620582(増田レシオ)
出願中特許
・特願 2010-181236(先読み板情報)
・特願 2009-163540号(6色パターン分類)
・特願 2009-163523号(キュービック)
・米国 12/665,932(四次元)
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