兜町の当たり屋として名を馳せる 北浜流一郎先生の株式コラム
第 67 回 2009年09月24日方向性定まらない東京市場ゆえに、チャートが頼りになる
方向性定まらない東京市場ゆえに、チャートが頼りになる
シルバーウイークが終わりました。長期休暇があっても良いけれど、その間も株式市場を開けてくれ。これが長年の私の願いですが、いまだ実現していません。今後も恐らく100年は実現しないでしょう。鳩山友愛革命がスタートしたところですが、新政権も長期休暇中の株式市場開場にまでは関心がないでしょう・・・。
世界市場が動いているのに、東京市場だけが長期に閉まっていては、日本の投資家は万が一のことが起きた時に対応のしようがなく、それだけリスクを背負っていることになります。それを考えると何としても長期休日中も市場を開いて欲しい、ということなのですが、シルバーウイークは通過しました。
株式市場では過ぎたことは過去のこと。この件はこれくらいにして、ここで9月相場を振り返っておくと、意外な健闘ぶりといえるのではないでしょうか。9月はデータで見ると上昇25回、下落35回のため、今月も下げてもおしかくなかったといえます。その覚悟はしていたのですが、チャートは陰陽微妙なところにあり、もしかすると陽線で終われるかもしれません。
その背景にあるのは、米国市場の回復です。NYダウは23日には9917ドルまで上昇し、戻り高値の更新はもちろん、昨年10月7日の水準まで戻りました。FRBがFOMC開催後発表した声明で、景気の底打ちを認めた、これが安心買いを誘ったといえます。
ここでも繰り返し強調して来ましたが、米国経済は明らかに最悪期を脱し、復調の色合いを強めつつあるのです。株式市場はそれに勇気を得て買い進まれていることになりますが、いまのところ東京市場はおっかなびっくりでそれに追随している。こんな形です。
正直なところこんなに休みが多く、しかも長いのがドーンとあっては、落ち着いて投資できるものではありません。そのため確信を持った投資をしにくいのが実際ですが、それだけに頼りにすべきはチャートです。増田足が表示するシグナルにより、売買のタイミングを知る。東京市場のように方向性を見きわめにくい相場で、こんな手法が有効です。
米国市場は一つの確固とした方向性を持っているのですが、東京市場には残念ながらそれがありません。少しはあるものの、極めて希薄です。米国市場や中国市場の動向を意識するあまり、両国市場の顔色をうかがいながらの展開となるからです。
しかしそれにはそれに則した投資をすべきであり、頼りになるのはチャートということになるのです。チャートも万能ではないものの、米国市場、中国市場、どっち着かずの動きをする現状よりも展開を読みやすいといえます。
こんな状況で狙って行きたい銘柄としてまず注目なのは、エアコン大手のダイキン(6367 東1 100株)です。9月15日、新型インフルエンザウイルスを100%分解・除去する新型ストリーマ技術を開発したと発表しました。
しかしその後、株価はさほど上がっていない。インフルエンザ関連株が全般に軟調な動きになっているためですが、100%分解・除去する技術です。市場は今後次第にその価値を認識、株価も買い直される確率高いと見ます。
外食産業の苦戦が報じられていますが、好調をキープしているところがあります。トリドール(3397 東1 1株)です。この会社が運営しているうどん店「丸亀製麺」が好評で、店舗をどんどん増やしています。
トリドールは焼鳥屋から出発したのですが、いまではうどん店経営に軸足を移し、本格展開中です。低価格で美味とあって、女性客も急増中なだけに株価も次第高が見込めます。
ジャスダック市場にも目を移しましょう。鳩山友愛政権は子育てに熱心に取り組む姿勢を見せているため、JPホールディングス(2749 JQ 100株)が魅力的です。この会社は認可保育園や学童クラブの運営に強く、まさに子育て支援ビジネスの最大手。株価は地味な動きながら、「国策」に乗る銘柄と見てよ
く、先高が楽しみな銘柄の一つです。














